現代の住まい。|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
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現代の住まい。|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
- 2020-12-01
- スタッフブログ 片岡 博文
- 2020-12-01
- スタッフブログ 片岡 博文
木のすまい工房の住まいは、一代で終る家ではなく住み継いで頂く家です。言葉で言うのは簡単ですが、実践するのは大変です。四季があり高温多湿の時期もある日本で建物を長持ちさせる為に、先人達は”夏向きの家”を造ってきました。日本の気候風土に合ったこの造りは長持ちし、旧家の家等は今でも現役です。先人達の知恵です。しかし現代に暮らす私たちの求める家は”冬向きの家”です。ただ単に冬向きだけを考えた家は、技術的には簡単ですが(ビニールで覆う工法が主流)、これでは住まう人にとってはエアコンを使う前提の快適な家になりますが、家自体にとっては壁の中の結露リスクのある過酷な状況になります。
木のすまい工房の住まいは、住み継ぐ前提の長期に渡る頑強な家にする為に、下地に0.3mmのビニールシート(ペーパーバリア)を施工した単純な高気密高断熱の家ではなく、セルロースファイバー等を使用した調湿を考えた”呼吸”する高気密高断熱な家になっております。
夏涼しく冬暖かい家を創るには、気密性能と断熱性能が重要になります。気密性能の指標C値(相当隙間面積)は、1999年制定の次世代省エネ基準で5㎠/㎡以下に対して、弊社通常施工で約1㎠/㎡程度です。(この指標C値は、2012年制定の改正省エネ基準で削除されました。)更に、オプションで高気密工事を行った場合には、C値は約0.5㎠/㎡程度までの施工も可能です。。この場合の換気システムは、第一種換気システムがセットされます。
断熱性能の指標はUA値(外皮平均熱貫流率)になります。これは、従来の熱損失係数(Q値)に変わる指標のことで、住宅の断熱性能をあらわす数値のことです。このUA値は、小さいほど断熱性能が高い事をあらわし、断熱性能をあらわす数値の基準になったのが、平成25年の省エネルギー基準改正時です。UA値は、1992年制定の新省エネ基準では1.54w/㎡kが、2012年改正省エネ基準では0.87w/㎡k(5~7地域)、ZEH基準は0.6w/㎡k以下になっています。UA値はサッシの大きさ等で変わりますが(小さい窓の方が有利)、弊社通常施工で0.6w/㎡k前後となっております。
また、基礎方式は東北地方仕様の基礎断熱方式を標準採用しています。この方式は床下冷暖房システムを組合せる事も出来ます。また、床暖房システムや薪ストーブ等は、お打合せにより年間数棟施工しております。是非、ショールームで木のすまい工房の住まいを確認してみてください。
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