「尺」をベースに作られた住まい|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
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「尺」をベースに作られた住まい|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
- 2024-08-12
- スタッフブログ 沢瀬 健一
- 2024-08-12
- スタッフブログ 沢瀬 健一
こんにちは。すまい創り総務室の沢瀬です。
木造建築の現場では、長さを表す時に「2尺5寸」や「一間半」などといった昔の尺貫法の単位を使った言葉が飛び交っています。
特に大工さんはこの単位が身に沁み込んでいて、当たり前のように会話の中にこの単位が出てくるので、頭の中ですばやく「尺」を「㎜」に変換しながら必死に話に付いて行っています。
メートル法に直すと「1尺」は約303㎜(=30.3㎝)。
手の平を広げた時の親指から人差し指までの長さが約15㎝で、その2倍の長さになります。
そして「1尺の1/10」が「1寸」となります。
昔話に出てくる「一寸法師」は約3㎝の大きさということですね。
間口を示す「1間」は6尺の長さのことをいいます。約1818㎜です。
畳の長辺の長さとほぼ同じで、おおよそ人間一人分の長さですね。
そして、1間x1間の面積が1坪になります。畳2帖分の広さです。
ちなみに建築では「㎝」を使うことはあまり無く、「㎜」を使うことが多いです。
こちらの写真のコンベックスは、「㎜」と「尺」の両方の目盛りが入っています。
これだと「㎜」と「尺」をすぐに変換できますね。
次は差し金の写真ですが、こちらには「尺」の目盛りしか入っていません。
まさに大工さん専用の道具ですね。
このように「尺」は元々は手の平のサイズから決められた長さになっています。
日本人の身体のサイズが元になっているからこそ「尺をベースに作られた住まい」は、
私たち日本人のサイズに合った無駄の少ない、住みやすい住まいになっているのでしょうね。
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