3mmの差|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
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3mmの差|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
- 2022-02-27
- スタッフブログ 木のすまい工房
- 2022-02-27
- スタッフブログ 木のすまい工房
こんにちは、木村です。
日本の建築では昔から尺間法という寸法の取り方を採用しています。
簡単にいうと3㎜刻みで色々な寸法が決まっています。
大工さんや職人さんはこの3㎜の違いの部材を組み合わせて納めていくのですが
設計の立場でもこの3㎜の違いを意識して計画しないとうまく納まらなかったりします。
逆に言えば、3㎜の差をうまく使えば美しい納まりになる、すごく不思議な寸法の差です。
棚板や枠材の厚みも3㎜刻みになっている事が多いのですが、
厚さが薄すぎると少し心もとないですが、繊細な印象にすることができます。
逆に厚すぎると野暮ったく見えてしまいますが、安定感がある印象になります。
何気ない寸法の差ですが、建物の印象を変える3㎜の差は奥がとても深いです。
ちなみに木村の左手親指の幅は21㎜、人差し指の幅は18㎜、現場でスケールが無い時
指を当てて大体のサイズを確認することがあります。
指だけではないですが、自分のサイズを把握していると便利ですね。
現場で木村が指を当てている姿を見かけたら、あ、測ってるなと、そっと見守って頂けると嬉しいです。