漆喰の力を最大限に引き出す組み合わせ——セルロースファイバーと漆喰が生む、本物の住環境|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
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漆喰の力を最大限に引き出す組み合わせ——セルロースファイバーと漆喰が生む、本物の住環境|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
漆喰の力を最大限に引き出す組み合わせ——セルロースファイバーと漆喰が生む、本物の住環境
- 2026-05-07
- スタッフブログ K U
漆喰の力を最大限に引き出す組み合わせ——セルロースファイバーと漆喰が生む、本物の住環境
- 2026-05-07
- スタッフブログ K U
漆喰を塗れば、健康的な家になる。そう思っている方は多いかもしれません。しかし実際には、壁の中に何が入っているかによって、漆喰の効果は大きく変わります。組み合わせる素材を間違えると、漆喰はその力をほとんど発揮できません。
現在、日本の住宅の壁仕上げ材として最も普及しているのがビニールクロスです。安価で施工が早く、色柄も豊富。しかしその正体は、塩化ビニール樹脂を薄くシート状にしたプラスチックフィルムです。湿気をまったく通さず、壁を密閉します。新築時には接着剤や素材自体からホルムアルデヒドなどの揮発性化学物質が放散され、いわゆる「シックハウス症候群」の主要因のひとつとして長年指摘されてきました。年月が経てば黄ばみ、めくれ、カビが生えやすくなる。それでも貼り替えるたびに接着剤を重ね塗りするのが、一般的なビニールクロスの家のメンテナンスの実態です。
そのビニールクロスの上に漆喰を塗っても、意味はありません。漆喰が吸収した湿気はビニールの壁に阻まれ、行き場を失います。壁内に湿気が滞留し、結露が起き、カビが繁殖する。漆喰の調湿機能が、逆に壁を傷める原因になりかねないのです。漆喰とビニールクロスは、根本的に相性が悪い素材です。
漆喰が本来の力を発揮するには、壁全体が同じ方向を向いている必要があります。その組み合わせとして最も理にかなっているのが、セルロースファイバーです。古紙を原料とした自然素材の断熱材で、無数の繊維の隙間が湿気を吸ったり放出したりする「呼吸する断熱材」です。漆喰が室内側で湿気を吸収・放出し、セルロースファイバーが壁の中でその動きを受け止め、さらに外へ逃がす。この連携があってはじめて、壁全体が生きた「呼吸する壁」として機能します。
空気の質という観点でも、この組み合わせは別次元です。セルロースファイバーはホウ酸系の自然素材で処理されており、化学的な揮発成分がほとんどありません。漆喰も同様に、有害物質を放散しない素材です。壁の表から裏まで、化学物質に頼らない層で構成される。ビニールクロスの家では決して実現できない、壁全体が一体となって機能する住環境です。
素材は組み合わせではじめて本領を発揮します。漆喰単体でもなく、セルロースファイバー単体でもなく、両者が揃ってはじめて生まれる空気の質を、ぜひショールームや完成見学会でご体感ください。
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