こんにちは。すまい創り総務室の沢瀬です。

先日の新聞に、ピアノやギターなどの木製楽器の生産に使われる木材調達に黄信号がともっているとの記事がありました。

ピアノやギターなどには原材料として樹齢の高い木材が使われており、そのほどんどを輸入に頼っているそうです。

その中でも定番として使われているのが、カナダなど北米に自生する針葉樹の「スプルース」。

木目が等間隔で細かく、楽器の音や響きがよくなるため欠かせない材料とのことです。

カナダの森林は世界の森林面積の10％を占めており、そのカナダが森林保護を強化し伐採を規制しているため、日本向けの丸太の輸出が止まり現地で加工した材料のみを輸入している状況です。

実は建築でもこの「スプルース」材はよく使われる材料で、数年前のウッドショックの時に価格の高騰のために他の材料に置き換わってきています。

ウッドショックはアメリカや中国などの建築ラッシュやコロナ禍によるコンテナ流通の混乱が大きな原因でしたが、今後は世界的な森林保護という流れが要因に加わってきそうです。

当然ながら業界としても対策を進めていますので、動きを注視していきたいと思います。

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