地盤調査。|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
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地盤調査。|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
- 2024-12-24
- スタッフブログ 片岡 博文
- 2024-12-24
- スタッフブログ 片岡 博文
建物は基礎が支えています。そして建物と基礎は地盤が支えています。地盤が軟弱で建物の荷重に耐えきれないと、建物は沈下してしまいます。不等沈下の場合、生活は困難になります。しかしながら、建物の荷重に地盤が耐えられるかどうかは見た目だけではわかりません。そこで地盤調査を行い、客観的な数値で地盤の強さを把握して、地盤の強さに見合った建物基礎の仕様を決定できます。
地盤調査の目的は、連続した地層と支持力の確認、地下水位の確認、圧密沈下層や液状化層の確認、そして建物を支える支持層の確認にあります。そのための地盤調査の方法には、ボーリング地質調査、スウェーデン式サウンディング、平板載荷試験、室内土質試験などがあります。
建築物としては小規模な一般住宅ではJISA1221(2002)として地盤調査のほとんどがスウェーデン式サウンディング試験によって実施されています。
スウェーデン式サウンディング試験は、北欧のスウェーデン国有鉄道が1917年頃に不良路盤の実態調査として採用し、その後スカンジナビア諸国で広く普及した調査を1954年頃建設省が堤防の地盤調査として導入したのが始まりです。1976年にはJIS規格に制定されました。最近ではスウェーデン式サウンディング試験はスクリューウエイト式と呼ばれています。調査方法は、先端にスクリューのついた棒を地中に入れてゆき、その時にかかる荷重と回転数から地盤の固さを判定します。
また、判定結果は建物の重量によって大きく変わります。30坪の住宅で木造2階建の場合約30t、鉄骨2階建で約38t、RC造2階建で約60tになります。重さが軽い木造住宅は他の工法と比較して有利です。
木のすまい工房では、地盤調査に基づき許容応力度計算を用いた耐震等級3の頑強構造の安心・安全の建物を創っています。
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