重役養成計画|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
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重役養成計画|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
- 2021-10-11
- 会長ブログ 阿久津 弘幸
- 2021-10-11
- 会長ブログ 阿久津 弘幸
城山三郎さんの重役養成計画 (角川文庫)を読みまいた。
キンドルで気楽に読ませて頂きましたが、目から鱗です。
内容は、企業で大物教育を行い、将来の幹部候補を育てる、
また、その幹部候補生に会社の組織等を提案させる。
という内容ですが、その提案が非常に面白く、
今後の当社の組織に取り入れたくなる提案です。
大きく3つの提案で、
一つ目は、
「社長登板制 」です。
会社の目標は数字によって示され、その数字が計画期間内に充たされなければ、社長は自動的にポストを下り、次の当番に譲らねばならない。また、その目標を達成した場合、社長は次の目標に対して続投する権利を持つが、目標そのものは重役会によって設定せられる。第二の目標を達成できなければ、功績ある社長も即座に降板させられる。
つまり、社長があって目標をきめるのではなく、目標に即して社長を取捨選択するという方針。このため、長期にわたって一人が社長の椅子をふさぐということは不可能となる。 ただし、社長をやめても、重役会のメンバーなり部長に復帰でき、さらに自分に適した目標のとき、二度三度と社長を試みることが出来る。
大器型・敏腕型など時期時期の目標にふさわしい人材が、入れ代り全力で腕をふるえる。
競争会社は眩惑され、社内はいつも清新の気に満ち、権力の固定化も起らず、派閥争いも生れる余地がない。
「最高経営者でない経営者は、すべて潜在的な反逆者だ」という定説があるが、最高経営者が絶えず回転しているわけだから、反逆者が育つ基盤がない。
二つ目は、
「重役会と重役会(おもやくかい)」
重役は、重役風を吹かすのが仕事だが、社内的には、何の権限も持たない。重役病患者または大物ムード陶酔者の中から順次登用する。パーティや招待ゴルフ、財界つき合いなどが、主な職務である。ただし、名声と富は両立せず、給与は初任給なみにダウン。
重役会が骨抜きされるのに対し、主要な部長・工場長などから成る重役会(おもやくかい)は、会社経営の最高機関となり、永久に重役ぼけすることもなく重役風を吹かすこともなく、ただ経営という仕事に生甲斐を見出すわけである。
三つ目は、
代参重役会 (だいさんおもやくかい)
命名は、重役会・重役会につぐ第三の重役会というところから来た。時には重役会の頭脳の代行をするという意味もある。
中堅社員の中から自己申告制度によってそのメンバーを集め、一定期間、大物教育を受けるとともに、会社経営上の大問題だけを考え、重役会に進言する。
メンバーを絶えず更新することによって、中堅社員の無気力感を一掃し、合わせて、将来の社長ローテイションに馴れさせる。
奇想天外ですが、すごい発想です。
これからの難しい時代の会社はこのぐらいの発想があってもいいのかも知れません。
会社は永遠でさるべきです。
会社(組織)に属している人の役割は、一義的には、組織を反映させる事です。
そして、組織も人を生かさなければなりません。
人を生かす為には、このような発想があってもいいのかも知れません。
木のすまい工房もこの発想を取り入れてみたくなってきました。
楽しいそうです。
皆様、これからも木のすまい工房をよろしくお願い致します。
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