元旦に能登半島で（M）7.６の大地震が発生しました。犠牲となられた方々に心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。 日本は4つのプレートが複雑に入り組み、震源はプレート境界付近の断層にひずみがたまりやすい地域で活断層が約150kmにわたり動き、地殻変動が最大で約1.6ｍも起きる大きな被害をもたらしました。木造住宅の被害が多く報道されていますが、これは地域的にも木造住宅が多い事やS56年5月31日までの旧耐震基準の建築では1階の柱が2階の重さと地震の揺れに耐えられず座屈してしまい1階がつぶれる現象が多くみられる古い家屋が多い事も要因です。また、S56年6月1日以降の新耐震基準でも震度6程度の基準です。H12年以降の現行法レベルでは震度7が想定されていて、品確法の耐震等級3を取得した場合は基準法レベル耐震等級1の1.5倍の地震力に耐えられるだけの性能・耐震強度水準です。更に当社標準仕様の許容応力度計算による耐震等級3では実質2倍くらいの強さになります。日本では木造家屋について世界最高水準の耐震基準が法整備されています。耐震基準の法制化とその運用は重要なのは当たり前ですが、もっと重要な事は耐震基準3が書面で検証されるだけでなく、実際の建物がこの基準に合致しているかの検証が重要になってきます。当社では、設計図書だけでなく現場が耐震等級3になっているかの建設性能評価を標準設定しています。許容応力度計算に基づく耐震設計と合わせて、地震に強い建物を創っています。是非、お気軽にショールームにお越しくださいませ。

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