『つれづれTimes』~もっと知りたい建築の話~|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
STAFF BLOG
スタッフブログ
『つれづれTimes』~もっと知りたい建築の話~|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
- 2025-04-07
- スタッフブログ 岡浩司
- 2025-04-07
- スタッフブログ 岡浩司
2025.04.07 【vol.1】
■ 二人の「アアルト」
こんにちは、すまい技術室 設計の岡 浩司です。
私は、日本大学大学院 建築学専攻 終了後、40年間の(株)竹中工務店勤務を経て、
現在「木のすまい工房;技術室 設計」担当の一員として、
日々・お客様のすまいの「プラスα」を考えています。
毎週月曜日・連載企画:『つれづれTimes』で、「建築」の面白さを語り・夢の世界へおつれします。
二人の「アアルト」とは、「アルヴァ・アアルト」と「アイノ・アアルト」夫妻のことです。
「アルヴァ・アアルト」は、巨匠の中でも専ら北欧で活躍した建築家です。
なぜ、初回が北欧の巨匠「アルヴァ・アアルト」か?
木材など自然素材を活かした温もりのある作品で知られ性能も重視する、20世紀の北欧デザイン界を
代表するモダニズム建築の巨匠です。
「木のすまい工房」 同様にお客様目線ですまいの考え、日常生活の大切にし、
奥様の目線ですまいの設計をする建築家「アルヴァ・アアルト」と
献身的な支えの奥様でデザイナーである「アイノ・アアルト」夫妻を選びました。
「アルヴァ・アアルト」は、フィンランドを中心に活躍された建築家で、
都市計画・大建築から身近な住宅・家具まで手掛けております。
特に建築デザイン手法では、対称な面をつくらず必ず非対称としました。
このことも、師であるル・コルビジェ / グロピウス(建築界に大きな影響を与えた巨匠二人)との出会いがアアルトの生涯に渡って表現してきた「人間的な近代建築」に大きな影響を与えたようです。
そして、アアルトとはフィンランド語で「波」を意味する言葉です。
アアルトが好んで用いた天然の木材に見られる曲線や、木目と何か関係があるのかもしれませんね。
また、奥様の「アイノ・アアルト」は、イタリアのイッタラ社のデザイナーであり
“アイノ・アアルト タンブラー”は有名です。
最後に、「アルヴァ・アアルト」は、妻の「アイノ・アアルト」をたいへん大事にし、
自邸設計の台所などの身近な高さ寸法・運びやすさ等は、
すべて愛妻の「アイノ・アアルト」モジュールを単位とし採用し、
妻の使い勝手の良いものにしていました。
家を設計する際は、旦那様以上に奥様の意見を大切にする「木のすまい工房」。
(参考:アアルト作品の紹介)
・アアルトの自邸;Casa BRUTUS 2025年4月号 名作住宅No.026 [P. 075]
千葉と東京の注文住宅なら木のすまい工房へ