ウッドショック|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
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ウッドショック|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
- 2021-04-26
- 会長ブログ 阿久津 弘幸
- 2021-04-26
- 会長ブログ 阿久津 弘幸
今回も、ウッドショックの話をさせていただきます。
4月22日の日経新聞のも掲載さえていますが、
住宅着工の遅れや、値上げにフォーカスされています。
もう一段深掘りをしますと、今回のウッドショックの起因は、
コロナ禍の中、アメリカをはじめ多くの国が
経済対策としてお金を配り景気の下支えを行ってきました。
また、中国が経済でアメリカと覇者争いをしています。
世界を見ますとアメリカと中国の2大大国が
経済面でも頭が抜きんでている状態となっているのが現状です。
木材に話は戻しますと、住宅の木材は以前よりは
国産材の費用率は高まってきてはいますが、
国産材だけでは成り立たないのも事実で、
輸入木材に頼って日本の住宅が形成されています。
また、今までは輸入側も日本は材質にはうるさいが
安定的に購入していただける先として大事にして頂いてきました。
しかし、近年の輸出側の考えとして、
先細りする住宅着工数の日本を大事にするより
自国や今後住宅着工数が伸びる中国等を
大事にするのが得策と考え始めています。
今回のウッドショックはまさにこの事で
北米産の木材を自国のアメリカや中国に
優先的に輸入しているのが現状です。
言い換えれば日本の国力が低下しているとも言えます。
その中で、私達、住宅会社は、
今をどの様に対応するかを考えるのは勿論ですが、
この先の住宅産業をどの様にするのかを考えなければなりません。
今までのようにトレンドを追求するのではなく
この状態の中どのようにシフトしていくのかを考えるべきです。
日本の住宅から木造をなくしてはなりません。
木造住宅こそ古代から進化して来た技術であり、
古代から美しさを追求した芸術、
そして、日本の生活そのものです。
伝統を受け継ぎながらシフトしていく
私達、木造の住宅会社に求められている事です。
この使命に燃えてきました。
頑張ります。
皆様、これからも木のすまい工房をよろしくお願いします。
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