ニュージーランド|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
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ニュージーランド|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
- 2014-02-25
- 会長ブログ 阿久津 弘幸
- 2014-02-25
- 会長ブログ 阿久津 弘幸
先週、千葉2社、茨城2社の工務店の方々と、ニュージーランド木材視察に行ってきました。
視察内容は、森の視察、植樹現場、伐採現場、製材工場などの視察です。
海外の木材視察は、10年前にアメリカ、カナダで勉強させていただきましたが、国外に目を向けると、製材はもちろんですが、森を計画的に半世紀スパンで考えています。日本とのスケールの違い、計画性の違いに、改めて感動し、今後の日本の木材さ産業に危機感を覚えます。
木材は、当たり前ですが、使用目的により適材性があります。
木材の樹脂の違いによる適材適所はもちろんですが、製材手法による適材性が、意外に重要になるものなのです。木の成長具合により、辺材より心材が強いと言う定説が逆転する事もあります。この事は、当たり前の事ですが、最近では住宅技術者、製材担当者、プレカット工場担当者に分かっていない人も多いのも事実です。
日本の住宅は昔から、木材と切っても切れない関係です。多くの学術的建築作品、芸術作品作品を生み出してきました。それらの建築作品は、木材を理解して造り上げています。
日本は、もう一度、木を原点から見直す時期に来ているのではないでしょうか。
地産地消とか、国産材利用とかの流行ではなく、数百年後の日本の住宅を考え時期に来ています。今の日本の住宅があるのは、百年前の木材産業がしっかりしていたからです。小手先だけの政策はやめましょうよ。もっとダイナミックな政策が必要とされる時です。100年後の木造住宅の繁栄の為に。
木のすまい工房は、木材が大好きな会社です。