「どの様に収めれば美しくなるか？」

建築を考える上で毎回悩むことです。

「見つけ」

「ちり」

「見込み」

建築用語で、窓についている枠で考えると、

「見つけ」は、

正面から見える寸法、

「ちり」は、

窓枠から壁までの寸法

「見込み」は、

窓枠からサッシまでの寸法

この様になります。

私は、先ずは、「見つけ」から考えます。

「見つけ」を薄くしたり、厚くしたり、

そして次に「ちり」を考えます。

「ちり」は周りとの収めに影響します。

そして、結果としての「見込み」です。

「見込み」が心地よい寸法になれば良いのですが、

腑に落ちない時にどの様に処理をするか？

こんな事を考えながら設計を行います。

何だか繊細な事ですが、

この作業が「美しさ」を創り出します。

考えている時は本当に悩みますが、

あらためて、こんな事を考えられる職業させていただき、

幸せを感じています。

これからも、木のすまい工房のスタッフと一緒に

考えて、考えて、考え抜きたいです。

頑張ります。

皆様、これからも木のすまい工房をよろしくお願いします。

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