自然素材に初めて触れた頃は、「無垢材って何？」「漆喰ってそんなにいいの？」と、正直あまりよく分かっていませんでした。ただ、なんとなく高級そうだな、という印象だけ。

でも、現場に行く機会が増えて、実際に木に触れたり、漆喰の壁が少しずつ丁寧に塗られていく様子を見たりするうちに、少しずつその魅力が分かってきた気がします。

木は触れるとどこかあたたかくて、壁もただの冷たい白ではなく、ほんのり呼吸しているような、ざらっとした優しい質感があります。

こういう心地よい家の中に立っていると、普通の新築住宅とは違って、人のぬくもりというか、「暮らしの気配」のようなものを強く感じます。

私はまだ勉強中の身ですが、それでも少しずつ、「なぜこんなにも多くの人が自然素材にこだわるのか」が分かってきました。見た目の美しさだけじゃなくて、実際に住んでみて、本当に気持ちがいいからなんだと思います。

こういう心地よさは、写真じゃ伝わらない。やっぱり、自分の体で感じてみないとわからないものだと思いました。

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