漆喰。|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
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漆喰。|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
- 2020-02-25
- スタッフブログ 片岡 博文
- 2020-02-25
- スタッフブログ 片岡 博文
漆喰は、お城や蔵の壁で良く見かけます。縄文時代後期(約4,000年前)に漆喰がはじめて発見され、建材として広まったのはお城や武家屋敷の壁で使われたのがきっかけの様です。漆喰は、消石灰(水酸化カルシウム)を主原料とした塗り壁材です。消石灰は、石灰石を焼いて水を加えたものです。石灰石はサンゴ礁が長い年月をかけて地殻変動などで隆起し、陸地になった石灰鉱脈から採掘します。この消石灰に「つなぎ」として糊やスサを加えて、水で練ったものが漆喰です。
漆喰の主原料である消石灰は、二酸化炭素を吸収することで100年超の時間をかけて徐々に石灰石へと戻り固まっていきます。ゆっくりと呼吸をしながら固まっていくことでお部屋を心地良くしてくれます。この呼吸がお部屋を快適にしてくれる理由の一つです。
漆喰壁が呼吸をすることで、冬場の「乾燥」や夏場の「湿気」を防ぐ効果が期待できるのも魅力です。調湿機能に優れた漆喰壁は、年間を通してお部屋の湿度を快適に調整してくれます。古民家にある「蔵」の壁にも漆喰が使われていて、収蔵品を湿気や乾燥から守ってきました。気密性の高い現代の住宅に最適な壁材です。また、【抗菌性 : 強アルカリ性】なので、有機物を分解する殺菌性があり、原料である消石灰は細菌の増殖を防ぎその効果を長時間持続させます。
木のすまい工房では、漆喰壁を標準設定しております。
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