耐震等級3相当。|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
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耐震等級3相当。|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
- 2023-02-07
- スタッフブログ 片岡 博文
- 2023-02-07
- スタッフブログ 片岡 博文
あるHPで「合板を使わないので、性能評価には合わないが耐震等級3相当の地震に強い家」とありました。正直びっくりしました!物は言いようのフレーズです。一般のお客様は信じてしまいますよね。。建築基準法ベースの耐震等級1で造っているけど耐震等級3と同等ですという事ですが、実際は、耐震等級3の一部の項目をやっていますが耐震等級1の家ですという事になります。
建築基準法ベースの家と品確法ベースの家では耐震性能が大きく変わります。建築基準法と品確法では、壁量・接合部・基礎・横架材について品確法のほうがより詳細な検討を行います。例えば壁量については、建築基準法では考慮されていない準耐力壁や積雪を考慮し、建物重量の詳細な検討も行います。また床倍率も建築基準法では考慮の対象となっておらず、品確法性能表示独自の検討項目です。一つの建物を、建築基準法と品確法住宅性能表示(耐震等級2、3)で検定すると検定結果が異り、建築基準法よりも品確法住宅性能表示のほうが高い水準を要求しています。
冒頭の合板(床倍率)に絡む建築物の水平構面とは、屋根や2階3階床等を示し、それに対して鉛直構面は、壁(耐力壁)を示します。建物を地震や台風などから守る上で耐力壁が非常に重要であることは周知のことですが、この水平構面も建物の一体性を高めるという点で非常に重要です。
軸組工法においての水平構面とは、具体的には床組みについて、火打ち梁を一定基準に基づく本数を配置する、厚い合板(厚さ24㎜以上の物)を梁上に直接釘留め等で補強した床になります。耐力壁がちゃんと機能するように、変形しづらく壊れない高剛性の床で押さえ込む必要があります。
更に耐震等級を簡易計算ではなく詳細計算(許容応力度計算)で導く事は、より耐震性能の高い家の検証となります。完全自由設計で家創りをしている木のすまい工房では、全棟許容応力度計算に基づく耐震等級3を標準設定しています。
是非、お気軽に構造セミナーにご参加してください。
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