自然素材や天然という言葉が色々な場面で溢れています。

住宅においても、無垢の床材を使用して・・・珪藻土を塗って・・・

「自然素材」というキャッチコピーが氾濫しています。

きっと、このワードが人を惹きつけるからだと思います。

只、ここから入ると自然素材を部分的に使用する事が目的になってしまいます。

例えば、塗壁の自然素材の代名詞である珪藻土です。

珪藻土自体は、藻類の一種珪藻の殻の化石の堆積物で二酸化ケイ素が主成分で自然素材であります。

昔の土壁のように海藻等でつないで手塗り壁を施工出来れば良いのですが、建築基準法の規定もあり、伝統工法は現実的ではありません。

そこで、自ら固まる事が出来ない珪藻土には、バインダー（固化材）や防カビ剤等の化学物質を含有させています。更に、”自然素材”珪藻土の含有量は良質なもので50％程度です。少ない物は10％以下のものもあります。

これでは、自然素材成分より化学物質成分の方が多くなってしまいますね。

私達の創りたい家は、自然素材を使う事が目的ではなく、自然素材の特性を活かし、その先にある暮らしや癒し、住み継ぐことが出来る強い家をご提案する為に、壁の内部も含めて自然素材を活用しています。

是非、お気軽にショールームに遊びに来てくださいませ！