論理、理論、理屈|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
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論理、理論、理屈|千葉の注文住宅なら木のすまい工房
- 2017-08-28
- 会長ブログ 阿久津 弘幸
- 2017-08-28
- 会長ブログ 阿久津 弘幸
「理論」と「論理」違いを何気なく調べていたら、そこに「理屈」という文字が出てきましたので整理してみたいと思います。
英語では
「論理」は「ロジック(logic)」 「理論」は「セオリー(theory)」
だそうです。
そこで、ググってみますと
「論理・ロジック」とは、 1 考えや議論などを進めていく筋道。思考や論証の組み立て。思考の妥当性が保証される法則や形式。「―に飛躍がある」 2 事物の間にある法則的な連関。 3 「論理学」の略。 簡単に言うと想像ではなく、現実のこと、
「理論・セオリー」とは 個々の現象を法則的、統一的に説明できるように筋道を立てて組み立てられた知識の体系。また、実践に対応する純粋な論理的知識。「―を組み立てる」「―どおりにはいかない」 簡単に言うと現実ではない、想像のこと、
「論理・ロジック」が、現実、
「理論・セオリー」が、想像ですね。
そこで、面白い例を見つけました。
例)福引を考えて見よう。この福引は、取っ手を回すと中から白い玉か、黒い玉が出てくる。白い玉は当たりで、黒い玉ははずれ。さて、何度か挑戦した結果、すべて黒い玉が出てきた。
そこで、
「この福引は、黒い玉しか入っていない」
という理論を立てたとする。そのとき、この理論は次に出る玉を何色だと予測するか。
1.黒い玉しか入っていないからといって、白い玉が出ないとは限らない、と考え、白い玉であると予測する。ところが、実際に黒い玉しか入っておらず、黒い玉が出てきた。この場合、理論は正しかったが論理が間違っている。
2.黒い玉しか入っていないのだから、次に出る玉は黒であると予測する。ところが、実際には白い玉が出てきた。この場合、論理は正しかったが理論は間違っていた。
3.黒い玉しか入っていないからといって、白い玉が出ないとは限らない、と考え、白い玉であると予測する。実際に、白い玉が出てきた。この場合、理論も論理も間違っていたが、予測は正しかった。
この文章の中で、「取っ手を回すと中から白い玉か、黒い玉が出てくる。白い玉は当たりで、黒い玉ははずれ。」要は、福引なのだから、白い玉も黒い玉も入っている事が当たり前、この事が、論理・ロジック(現実)なのです。
「この福引は、黒い玉しか入っていない」白い玉が無くなった。もしくは、悪意で白い玉を抜いているが、理論・セオリー(想像)なのですね。
何となくわかってきたような気がします。
でも、難しいですね。
そこに、もう一つ、「理屈」があります。
理屈とは、無理につじつまを合わせた理論です。
現実を無視した条理(道理、道筋)の事です。
現実=論理ですので論理を無視した想像かもしれません。
理論は、論理を踏まえて想像しますので科学的とも言えます。
反対に、理屈は論理を無視した想像ですので非化学的とも言えます。
「理屈」は自分の考え通りに物事を進めたいため為だけの手段でしかありません。
「論理」「理論」「理屈」難しいです。まだまだ整理が足りません。
しかし、少なくとも、「理屈」で、物事を推し進めようとしては、前に進みません。失敗要素が増えるだけです。
木のすまい工房は議論を大事にする組織にしたいです。
だから、なおさらの事「論理」「理論」「理屈」の違いを理解して、
「理屈」で議論をしないようにしなければなりません。
「理屈」だけで押し通せる風潮は今からやめにしなければなりません、
本気で気を付けないと、
頑張ります。
今一度、「論理」「理論」「理屈」を勉強してみたいと思います。
皆様、これからも木のすまい工房をよろしくお願いいたします。